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2024年 全8話 ★★★
【あらすじ】
九国時代の盛国を舞台にした歴史小説「南晟遺事」を執筆した小説家の沈不言は本の完成イベントで偶然5つに割れた玉佩を手に入れる。人気を博した「南晟遺事」にドラマ化と続編執筆のオファーが舞い込むが、史料の少ない九国時代のことですでに題材がないと断ると編集者は適当に話を捏造すればいいと命じる。”史実を元に創作する”という信念を持つ沈不言は編集者と言い争いになり、興奮して鼻血をたらすとその血が割れた玉佩に落ちる。次の瞬間、沈不言は夜の宮殿におり、現れた宮女につい行った先には沈不言も小説で描いた妖后、皇帝を操り国を破滅させた皇后・陸鳶が待っていて。。。
【感想】
全8話の短いお話だったけど、面白かったです。本来、私が好きな系の話じゃないんだけどこの話はよくできてた。
所謂、タイムトリップもので小説家が自分の小説の題材としていた九国時代にタイムトリップして、皇后の陸焉と出会う話なんだけど、切ないお話だった~。アンハッピーエンドは好きじゃないんだけど、でもこの話はそうならざるを得なかった。彼女が現代に来るってことはないし、彼も九国時代には残れない運命だった。
結局、運命には逆らえなくて、出会ったことは無意味だったんじゃないかと思えるんだけど、でも出会って共に過ごした記憶があるだけで幸せだっていう陸鳶の言葉が全てなのかな。結局、どうにもならなかたし。
というか、出会ったことで陸焉の運命は変わったんじゃないのかな。沈不言が知恵を授けなければ奴婢のまま終わっていたかも。虐げられて生きていく状況から抜け出せなかった可能性が高かったし、晟国の歴史も変わっただろうな。出会ったからのあの人生がよかったのか悪かったのか私としては微妙なんだけど、でも最終的には2人とも出会ってよかったと思ったんだと思う。
最初、私は時を遡ってタイムトリップするって意味が分からなくてどういうこと?って思ったんだけど、4話くらいでようやく理解したわ。沈不言は結局、陸焉が子供の時、18歳、21歳、26歳、36歳、亡くなる時の6回。亡くなる時のは夢だと思ってたけど夢じゃなかったのよね。もう1度会いたいと願った陸焉の願いが聞き届けられんだよね、あれは。沈不言が子供の陸焉に会ったのも、もう一度会いたいと言う願いが叶えらえた。
それ以外は玉佩の力で時を飛んだんだけど、沈不言は36歳→26歳→21歳→18歳の順に飛んでるから、36歳の陸焉に会ったのは初対面で素っ気ないけど、陸焉にしてみれば4度目の出会いでずっとずっと待ってた恋人とようやく会えたのに、相手は自分を知らないという、全部見終わってその時を見返すと切なすぎるわ。
遡るたびに沈不言の方は事情を理解して何とか陸焉を助けようとするけど、うまくいかない。逆にさかのぼるほど陸焉は何も知らなくなっていって、事情も説明できないし、あーーーっ!ってなる。
もしかしたら最後の、18歳の時へのトリップで大逆転できるかもとちょっとは思ったんだけど、でもこの話はきっと運命には逆らえないんだろうなって雰囲気が流れてたから。切ない結末で、本来アンハッピーエンドは嫌いなんだけど、こうなるしかなかったと納得はしました。全8話で短かったからかも。そこまで思い入れる前に終わったからね。これが40話とか70話だったらまた意見も変わったかもね(笑)。
それはそれとして、よくできた話で本当に面白かったです。